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健康産業新聞 2009年4月23日 より抜粋
a解説 LR末食品とは?a
「LR末食品」とは、欧米原産の赤ミミズ・ルンベルクスルベルスを体表面及び、消化器官内の汚物を除去し、乾燥・粉末化した健康食品のこと。従来、漢方医薬としても地龍の名で解熱・鎮痛剤などの薬用に使われてきたミミズは、中国・韓国・日本に生息するフトミミズ科の白頸ミミズ(参環毛ミミズ、広地龍)とツリミミズ科の縞ミミズ(土地龍)で、健康食品になっているのは、たんぱく質を55%含む食用に使われる赤ミミズだけである。この赤ミミズ乾燥物・LR末からフィブリン溶解性(血栓溶解性)が見出され、直接血栓を溶かし、内服で使用できて安全で持続性が長く、しかも安価であるという画期的な効用を持つことが知られ、現在世界に広がりつつある。その有効成分がルンブルキナーゼという酵素であることも判明している。
(中国・長春中医薬大学名誉教授 林 輝明 氏)
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Interview
LR末は未病段階で働いてくれる本当の健康食品
中国・長春中医薬大学名誉教授 林 輝明 氏
血栓対応の大型素材として注目されるLR末。最新の機能性研究と、生薬・漢方薬を研究する立場からみた今後の可能性について聞いた。
―LR末の最新の研究について
日本人の死亡原因のトップはがん。次いで多いのが、心疾患・脳血管症患などの血栓症で、全体の3分の1を占める。この分野のLR末食品の働きは周知のとおりであるが、死因第1位のがんに対する有効性も解明されつつある。
日本大学歯学部病理学教室助教授の小宮間一雄氏と、南カリフォルニア大学との共同研究がそれで、現在既に、ミミズの細胞がヒトがん細胞を認識し、ヒトやマウスのナチュラルキラー細胞に比べてがん細胞を殺す能力の高いことを見出している。また、その細胞はヒトやマウスのナチュラルキラー細胞やキラーT細胞に特異的に存在する、外的を障害するタンパク質を多量に蓄えていることも分かっている。
その他、すい臓のインシュリン生産能力を向上させることで血糖値降下を促し、糖尿網の改善に有効。臨床的にも効果をあげている
―そのほか、今後期待できる分野は?
最近、年配の女性に急増しているのが、下肢の静脈が血栓によって、蛇が蛙を飲み込んだように、青筋が立ち、血流がいくつもでき、膨れ上がっている静脈瘤。冬になると血管が収縮して、激痛をもたらすが、現在、適切な冶療法がない。しかしLR末食品を連用して
いると原因の血栓が溶かされ、瘤の大きさが急速に小さくなり軽減することが分かってきた。
また、イヌやネコなどのペットにも心臓病、糖尿病、脳血栓症、高血圧などの生活習慣病が起こるが、岐阜大学生活科学部の鬼頭克也教授などの研究で、それらの冶療にLR末食品が卓効を示すことが明らかになり、動物薬としても盛んに使用されるようになった。審査が厳しいことで有名な米国食品・医薬品基準書(FDA)にも収載され、世界でペット薬として販売されている
―LR末食品と健康食品について
ミミズが地球上に出現したのは4億年前で、人間が出現したのは400万年前。ミミズは人問のように好環境を選んで住んできたのではなく、雑菌で満ちた汚水の最悪の環境の中に人間の100倍も長く生き延びてきた。体内にその悪環境に打ち勝つだけの色々な生
きるための有効成分を含んでいなければ生存できない。その意味で、今後も私たちに長生きする力や薬を与えてくれるだろう。薬は病気になったときだけだが、命を支えてくれる食物は1日3回補給しなくてはならない。その中で、最高のクラスに属する食品を健康食品という。健食は、病気にかかってからではなく、そのまま にしておくと必ず病気になる未病段階で防いでくれる。それが本当の健康食品であり、LR末食品は本当の健康食品といえる。
【略歴】
薬学博士。中国長春中医薬大学名誉教授。
大阪生まれ。昭和23年、大阪薬学専門学校(現大阪大学薬学部)卒。大阪薬学専門学校助手、大阪大学医学部薬学専門科助手として、薬品分析などの研究に従事。さらに国立予防研究所で研究生として抗生物質の研究に当たる。42〜48年まで、大阪大学薬学部生薬学教室研究員として生薬学を専攻。51年、大阪大学より薬学博士号を授与。その後、近畿大学東洋医学研究所講師。日本生薬学会幹事、厚生省日本薬局方審議委員等を歴任。現在は(財)教育文化研究所理事、(財)東洋医学国際研究財団評議員などを務める。
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